屏風「親鸞」

真宗大谷派東本願寺の依頼により、2011年の親鸞聖人七百五十回御遠忌のために作成された縦2.1m横5.8mの六曲一双の屏風です。
2010年5月に依頼を受けた後、親鸞聖人が修業をした比叡山や流罪となった新潟、茨城に実際に足を運び、翌年3月10日に完成させました。

その直後に発生した「東日本大震災」の被害の甚大さを鑑み、当初の予定になかった関連商品を制作し収益の一部を義援金として寄附しています。

御遠忌とは?
1561年に宗祖・親鸞聖人の三百回忌を「御遠忌」として勤めて以来、
東本願寺では50年ごとに御遠忌を務め、近年ではそれぞれの時代を代表する芸術家に後世に残る作品を依頼しています。
1911年 六百五十回御遠忌 竹内栖鳳 御影堂門天井画「飛天舞楽図」
1961年 七百回御遠忌 棟方志功 渉成園内持仏堂「園林堂」襖絵